2012年7月20日

ロマンスカー パート2

☆ALOHA☆
カオルカヘアラニです。

先日の都会訪問に引続き、なぜ?ロマンスカーが好きなのか?

新宿と言う高層ビルが建ち並ぶ場所から出発し、
行き着く所は緑が一面美しい山々が望める箱根や、
はたまた潮の風が気持ちいい大海原へつながる江ノ島などに、
たった一時間ほどでワープ出来てしまう乗り物ロマンスカーは、
私にとってまさにドラえもんのポケットのような存在だからだ。

だったら東京駅から新幹線でどこだって行けるじゃない!
と言われてしまいそうだが、
普段は通勤などで急行や各駅停車を使用している線路を、
同じように速いスピードで通過するこの快適さ。
私にはなぜか?ワクワクして仕方ないのである。

しかし、ワクワクするだけではない。

二人三脚で大半を過ごし喧嘩ばかりしていたが、
1番の理解者であり私のファンであった母が去年他界した。

母が住んでいたのは私の好きなロマンスカーの路線に最寄り駅があった為、
母が元気に住んでいた頃でも、素早く通り過ぎてしまう時は少し胸が痛くなる。
ここでちょいと飛び降りて顔だけでも見ていきたいなぁ!と。
信濃町の某大学病院に通院や入院していた時も、
1人では心配なので朝待ち合わせをして一緒に行ったり、
9時間の大手術を終えICU に戻るまで待合室の椅子で祈る事しか出来ず、
1日生きた心地がしなかった後、最終のロマンスカーで帰ってきた時の事。

私にとってはロマンスカーは家族のような存在なのかもしれない。
喜びも悲しみも分かち合えるような。

今となっては母の家は片付けてしまい、行く用事も無くなってしまった今では、
最寄り駅を通りすぎるだけでも未だに鼻の奥がツンっと痛くなり
他の事を考えたりしないと目から泉の如く水が流れてしまう
あまりにもこの路線には想いでがたくさんつまっているからなのかもしれない。

……亡くなった今でも、

この先も、ずっとずっと私にとって母は偉大である。

そして照れくさくあまり口にだせなかった言葉
『ありがとう』
とこの場をお借りして素直に伝えたい。

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